微生物と共存することで健康になる機会をすべての人に届ける

私たちは、一般財団法人腸内フローラ移植臨床研究会と連携し、事務的運営、資金調達、移植菌液や移植現場の品質管理などの面から腸内フローラ移植(便移植、FMT)を支えています。

腸内フローラ移植は、これからの医療を根底から変える方法として注目されているものの、まだまだ手探り状態であることが現実です。

しかし、今まさに病気で苦しんでおられる方は、治療の有効性が確かめられるまでの長いあいだ待っていられません。
そこで、ドナーの安全性や主治医による経過観察などの安全面への配慮を徹底的に行い、対象疾患を大幅に広げて臨床応用を行うため、2017年に一般財団法人腸内フローラ移植臨床研究会が設立されました。

ドナー選定・管理、移植菌液の作製方法、投与ルートなど、世界中で現在急ピッチで比較検証が進められています。

弊社で製造販売を行う菌液は、全く新しい移植菌液の処理方法の発明が背景にあり、2018年2月に特許出願を済ませています。

腸内細菌事業のいま

腸内細菌をはじめとする微生物の分野は、今医療の世界でもっとも注目されている分野のひとつでもあります。

【国内の腸内環境ケア市場】
健康食品、健康補助食品市場において「整腸・腸内環境」分野は1位を獲得。市場規模は6,050億円。(参考:ヘルスライフビジネス(平成28年版))

【ヒトマイクロバイオーム計画】
2022年 506.5百万ドル
2025年 899.1百万ドルを見込む(参考:MarketsandMarkets)

【アメリカ最大の便バンク Openbiome】
2017年の1年間の売上は、4,851,390ドル。

当社の事業モデル

腸内フローラ移植菌液の医療機関向け販売を主軸に置き、診療科をまたぐ医療連携ならびに臨床現場と基礎・臨床研究現場のトランスレーショナルリサーチ体制の実現による加速度的な腸内細菌ケア事業。

安心安全かつ治療効果を実現するために、「多施設共有型の日本版糞便微生物移植ドナーバンク(Japanbiome)」に加え、「糞便微生物移植用自動精製装置の開発」「多施設型診療情報共有システム及び教育システム」を軸とし、産学官多方面の連携を可能とする知財戦略を考慮した国内外への展開を、複数の大学との共同研究をベースに進めてまいります。

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