腸内フローラ移植用菌液の製造および製造販売
元気な腸内細菌たちをあなたのおなかへ
私たちの腸に住む細菌たち(腸内細菌)が健康や疾患の発症に深く関わってきていることが明らかになりつつあります。
腸内細菌の多様性が維持され、菌同士が良好なバランスを保って活動してくれていることで、私たちの心身は健康に保たれています。
一方で、食事や生活習慣の変化、行き過ぎた清潔主義、抗生物質の過剰使用などにより、現代人の多くは腸内細菌の状態を含めた腸内環境が乱れていると言われています。
そこで注目を集めているのが、優れた腸内細菌を保有するドナーの便から腸内細菌を取り出して移植することで、乱れた腸内環境を整え、心身の健康を取り戻そうという方法「腸内フローラ移植(便移植、FMT)」です。
腸内フローラ移植について詳しくは、一般財団法人 腸内フローラ移植臨床研究会のサイトをご覧ください。
弊社では、より安全で効果的な移植菌液・移植方法等の開発や製造販売を行っております。
移植菌液のご購入には、一般財団法人 腸内フローラ移植臨床研究会へのご加入が必須となります。
会員医療機関に対する教育制度や、移植サポートも充実しております。
詳しくは一般財団法人 腸内フローラ移植臨床研究会のウェブサイトをご覧いただくか、弊社までお問合せください。
微生物(腸内細菌)に関する啓蒙活動
100兆の細菌と1人のわたし
細菌は、長いあいだ「病原菌とそれ以外」という扱いしか受けてきませんでした。
けれど今、「それ以外」だった細菌(微生物)が私たちの健康に役立ってくれているという「プラス」の働きがつぎつぎに発見されています。
腸内細菌をはじめとした体内外細菌のことを「常在細菌」と呼びます。
中でも腸内細菌は圧倒的に数が多く、それだけ健康への影響も大きいと考えられています。
細菌の状態は、ストレスや生活習慣、薬の使用などで歪められ、悪化してしまうことがあります。
細菌の状態が悪化するというのは、多様性の低下やバランスの乱れを指します。
現代に生きる私たちは、意識しないと健康でいられないのかもしれません。
私たちは、腸内細菌に関する情報や、腸内フローラ移植という新しい治療法に関する情報の発信を行い、多くの方が腸から健康になる世界をつくることを目指しています。
ウェブサイトによる情報発信や出版など、より多くの方の目に触れるよう工夫して参ります。
メディア関係者様による取材や、その他法人様とのタイアップも積極的に行っています。
詳しくはお問合せください。
腸内フローラ移植に関する研究・開発ならびに技術提携
腸内細菌がヒトを救ってくれるかもしれない
当社で製造販売する移植菌液やそれに使用する水、腸内フローラ検査のプロファイリングなどは、すべて特許出願中の技術です。(下記参照)
腸内フローラ移植に使用する菌液の作製方法やドナー選定、移植方法に関しては、世界中で様々な方法が試され、検証されています。
私たちは、海外や国内施設等で実施されている既存の方法にこだわらず、菌の特性と生体内での働きに注目した移植菌液の製造ならびに移植方法の検討、腸内細菌解析の読み解きを行っています。
技術提携、共同研究をご希望の大学関係者様や企業の方は、お問合せください。
特許出願情報
■発明の名称 生体微生物含有組成物及びその製造方法
国際出願番号 PCT/JP2019/7574
国際公開番号 WO2019/168034 A1
■発明の名称 腸内フローラの健康状態の診断方法、診断用プログラム、コンピュータ記録媒体、診断シート、及び移植用腸内細菌の決定方法
特願2019-171345
ドナーバンクの運営
ドナーが健康なのは腸内細菌のおかげだった
腸内フローラ移植を安全に行うためには、ドナーの選定から管理、実施する検査項目、便の管理に至るまで、厳密な管理体制が求められます。
弊社では、腸内フローラ移植のためのドナーバンク「Japanbiome(ジャパンバイオーム)」を運営し、安全な菌液を安定的に供給するとともに、腸内フローラ移植におけるドナー選定の検証にも取り組んでいます。
詳しくは「Japanbiome(ジャパンバイオーム)※外部サイト」をご覧ください。
ウルトラファインバブル水の製造販売
目に見えない泡と目に見えない微生物の出会い
弊社の製造販売する移植菌液には、目に見えない微細な泡を含んだウルトラファインバブル水を使用しています。
ウルトラファインバブルは農業、漁業、医療など様々な産業分野で応用されています。
ウルトラファインバブルの特徴・効果
ウルトラファインバブルには、目に見える泡とは違った特徴があります。
電荷の差を利用した洗浄効果
ウルトラファインバブルはマイナスに帯電しています。
一方で、有機的な汚れはプラスに帯電しています。
この差を利用して、ごく小さな汚れも浮き上がらせ、洗浄する作用があります。
自己加圧効果による気体溶存性能の向上
泡の大きさが非常に小さいために、バブル中の気体が外に逃げてしまうのを防ぎ、気体をより効率的に液体中に溶存させておくことができます。
このとき、中に封入する気体を自在に変更することで、動植物の生育活性や食品の保存、殺菌効果など、目的に合わせたウルトラファインバブルが作製可能となります。
酸化還元電位のコントロールによる酸化の抑制
ウルトラファインバブル水はマイナスに帯電しており、全体として酸化還元電位が低くなる性質があります。
このとき、泡の密度や大きさを調整することで、例えば人体の腸内に近い状態まで酸化還元電位を低く設定することができます。